染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

「老いる自分をゆるしてあげる」

「老いる自分をゆるしてあげる。」(上大岡トメ 幻冬舎)を読みました。

コミックエッセイとあったので軽く読める者かと思っていたら、結構まじめな内容でした。

 

自然界では「生殖できなくなる」=「死」

なのに人間だけは閉経しても生きている。

「老化」ってなんなのか、「老化」には意味があるんじゃないか。

 

そんなことを作者のトメさんが、昔お医者さんだった、アンさんというおばあさんからいろいろ教わるという体裁になっています。

 

5人の専門家に取材しているだけに、マンガであっても内容はしっかりしています。

老化と深く関わっているテロメア(染色体の核の中にあって細胞分裂のたびに短くなっていく)の話など、老化についての研究も進んでいるんですね。

 

骨も筋肉も老化

 

骨も筋肉も老化する。

その老化に立ち向かう手段はというと、運動です。

 

まあ当然ですね。

(あー、誰か運動しなくても老化しない方法を見つけてくれないかな。)

 

感情も歳をとる

 

意外だったのが、脳。

脳の活動は若い人の方が低くて、歳を取ると活動過多になるらしい。

 

過興奮状態になった脳は、ちょっとした変化に気づきにくく、見落としや不注意が増えるそうなのです。

 

そんな脳をクールダウンさせるのに一番いいのは、良質の睡眠。

でも過興奮なので眠りが浅くなりがち。

睡眠の質を上げるには、まず運動(←あー、また出てきたよ……)。

 

運動、大事ですよ、みなさん(まずは自分がやれって話)。

 

50歳からの人生

 

人間のからだは常に変化していて、周りの変化の影響も受けています。

歳を重ねると、この変化についていけなくなり、不調が出てきます。

 

この不調に積極的に向きあうのが「養生」。

養生するというのは、積極的に歳をとることです。

 

養生の4本柱

 

東洋医学でいうところの「気」の養生が大切です。

 

1.睡眠 最低6時間、理想は7時間半。12時前にはベッドに入る。

2.食事 朝昼晩は10:8:6で。晩ごはんから就寝までは3時間あけ

    る。旬のものをバランスよく食べ、腹8分目を心掛ける。

3.運動 運動量は汗をじわっとかくくらい。習慣にする。

4.感情 考えても解決しないことをクヨクヨ考えない。

 

この4本柱について「目新しいことはない」と言ったトメさんに、アンおばあさんはすべてを実践できているのかと聞きます。

「1回2回はできても、「継続」することが大事」なのだと。

 

人生を楽しむために一番大切なこと

 

アンおばあさん曰く、人生を楽しむために一番大切なのは、「好奇心」だと言っています。

 

好奇心が働くと目標ができる。

目標ができると行動が変わる。

すると、今までしたことがない経験ができる。

ということです。

 

老化を楽しむところまでは到底いかないけれど、まさしく「老いる自分を許してあげる」気持ちにはなれるかも。