染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

自己啓発本は栄養ドリンクという考え方

私は仕事もしていないのに自己啓発本の類が好きです。

目標の立て方とか手帳術とか。

何冊も読んだように思いますが、正直あまり記憶に残っていませんし、役に立ったかどうかも覚えていません。

 

なぜ好きかというと、読んでいる間はあたかも自分の人生をうまく進めているかのような、やりたいことは何でもできるかのような気になれるから。

やる気も出る(ような気がする)のです。

 

同じジャンルの本を買う

 

同じことが引き寄せの法則関連の本にも言えます。

読んでいる間、そして読んだ直後は、自分の望みをなんでも引き寄せられるような気になれて気分がいいのです。

 

もっと若い頃は視力回復の本を何冊も買っていましたね。

覚えているのは4冊くらいなので、本当はもっと買っていたかもしれません。

40歳を過ぎて、「もう近眼が回復することはない」「万が一回復しても今度は老眼が始まる」と思うようになったとき、その手の本を手に取ることはなくなりました。

  

自己啓発本=栄養ドリンク?

 

百田尚樹「大放言」(新潮新書)を読んでいたら、同じようなことが書いてありました。

アルバイトの学生に教えてもらった自己啓発本を本屋で立ち読みしたところ、「向上心を持て」「目標を立てろ」「努力を続けろ」など、呆れるほど当たり前のことが書かれていたそうです。

 

表現が違うだけで内容は似たり寄ったりの自己啓発本を、なぜ何冊も買うのか。

百田尚樹はある友人から「若い頃は毛生え薬を何種類も買っていただろう」と言われてハタと気が付きます。

毛生え薬をつけても効果がない、でも薬にも相性があるだろうから、どこかに効く薬があるはずだと片っ端から試す。

自己啓発本も、どこかに自分にぴったりの本があるはずと何冊も読むことになるのだ、と。

 

その友人はもう一つ、自己啓発本は栄養ドリンクのようなものとも言っています。

つまり、飲んだ後は気分がすっきりしてやる気も起こる。

その効果は3日くらいで消えてしまう。そしてまた新しいドリンクを買う。

中毒性があるから、しばらく飲まないと禁断症状が出てきて新しいのを飲みたくなる。

 

うーん、確かに栄養ドリンクみたいですね。

読むと元気が出ます。

 

ということは、あるジャンルの実用書というのは、「憧れはあるけれど実際にはできない」人のためのものかもしれません。

 

でもまあ、それでもいいのかなという気もします。