染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

パリの顔もいろいろ

パリの女性、と聞いただけである一定のイメージがわきます。

流行りに流されず自分に似合う服だけを頑固に着続け、食べたいものを食べ、年をとっても女であることを忘れない、など。

パリに関するエッセイは、そうした面をクローズアップしたものが多いと感じます。

 

この本もそうなのかと思って読んだのですが、少々違っていました。

「ゆっくりたっぷりパリ暮らし」(松本百合子 角川文庫)。

作者は翻訳家になってパリに暮らし、フランス人のシェフと結婚した女性です。

 

肉食系女子

 

元麻酔科の女医だった70歳のニコラがランチで食べるのはステック&フリットビーフステーキとフレンチフライ)。

ニコラは野菜には興味がないらしいのですが、こうした野菜なんかめったに食べないという肉食系女子は多いとか。

 

新鮮野菜の宝庫、マルシェの国なのに。

最近、ヨーロッパではベジタリアンが増えているとテレビで見たけれど、いろんな人がいるということでしょうか。

 

バカンスに行けない人は

 

そしてフランスと言えばバカンス。

今では年間5週間もあるそうです。すご。

行き先は圧倒的に海が多く、秋には老若男女を問わずみんな日焼けしていることになります。

しかし中にはバカンスに行けない人もいるわけで、そうした人たちは見下げられないために日焼けサロンに通うんだとか。大変そう。

 

嫌だなと思うことが多い

 

態度の悪いタクシー運転手や、クラクションを盛んに鳴らしてストレス解消するドライバーなど、こんなのごめんだと思わされることもいろいろ。

当然のことながらパリ(フランス)が全てすばらしいわけではなく、自分の肌に合うかどうかの違いではないかと思います。

 

でもどうも私には向いていなさそう。

引越しをして友人を招き、家を隅々まで見せるのは嫌だし、フランス人が大好きなサプライズも好きじゃない。

アペロ(アペリティフ、食前酒のこと)が長く、12時半集合のランチではテーブルに着くのが早くて午後2時なんて、そんなクソ長いランチ嫌だ。

 

でもたぶん、長く住んでいるうち文句言いながらも馴染んでいくような気もする。

日本だったらこんなことはないのにと言いつつ、気が付いたらパリの魅力に取りつかれているのでしょうね、きっと。