染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

自分のセンサーが壊れているときはこうすればいいのか

「生きる悪知恵」(西原理恵子 文春新書)を読みました。

作者は漫画家で、パートナーは高須クリニックの高須院長ですね(結婚したんでしたっけ?)。

 

60個の人生相談に西原さんが答える形の内容になっています。

 

「ある日突然カツラをかぶってきた上司にどういう態度をとったらいいかわからない」とか、

「妻の飯がマズイ。はっきり言うべきでしょうか」とか、

「夫の前妻の子との距離がつかめない」とか、質問はまあいろいろ。

 

なぜか面倒くさい女とばかり付き合ってしまう

 

36歳男性の相談で、付き合う女性がほとんど情緒不安定な人ばかりというものがありました。

夜中に呼び出されたり、睡眠薬を飲み過ぎたり大麻をやったりする(相手が)。

知り合うのは仕事関係とか合コンとかで怪しい場所とかではなく、普通に可愛くて面白いコだと思って付き合い始めると、徐々に正体を現してくる。

もうこりごりなので、事前に見分ける方法はないか、というもの。

 

これに対する回答で西原さんは、「見分ける見分けない以前に、向こうがあなたを選んで寄ってきている」と言います。

こういう人って、ちゃんと寄りかかれる相手を見つけるっていいますもんね。

 

そして、相談者のことも「普通に可愛くて面白いコ」と言っている時点で、センサーがだいぶ壊れているというか、ゆがんでいると言っています。

このセンサーが壊れているっていう言い方が面白いと思いました。

というか、怖すぎる。人を見分けるセンサーが壊れていたなら、どうやって生きて行けばいいのかということになります。

 

西原さんはこれに対する具体的な解決法も書いていて、「自分では選ばないこと」。

真っ当な結婚生活を営んでいる友達夫婦に正直に話して、紹介してもらうのがいい、と。

自分の趣味ってなかなか変わらないから、見る目のある友達に選んでもらうのが一番だそう。

なるほど。

 

男女間のことだけではなく友人間でもありますね、こういうの。

片方がもう片方を一方的に支配する、みたいな関係。

あれも支配側が選んで寄ってくるのだろうし、来られるほうはセンサーが壊れているのかもしれないですね。

 

創作のモチベーション

 

この本には、作家(角田光代とか重松清とか)の質問もいくつかあります。

 

ミステリー作家、綾辻行人氏の

「最近、創作意欲が低下気味でもやもやしている。西原さんの貪欲な創作活動のモチベーション維持の秘訣を教えて」

という質問に対して、

「借金があること(1億4千万円)」

と答えています。

思わず吹き出しました。