染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

60年間謎とされていたディアトロフ事件の真相がわかったらしい

約60年前、旧ソ連ウラル山脈で起きた遭難事件は9名もの死者を出した悲惨なものでしたが、遭難の起きた原因がわからず、遺体の状況も不可解なもので現在に至るまで真相が解明されていなかったそうです。

「ディアトロフ峠事件」と呼ばれています。

 

最近になってアメリカ人ジャーナリストのドニー・アイカー氏が調査をし、事件の真相に迫った書籍を出版しました。

「死に山」というタイトルの本は日本でも出版されて、私も買おうか迷っていたのですが、12/6の「アンビリーバボー」で内容を放送していたので、どうして事件が起こったのかを知ることができました。

 

事件の概要

 

冬山訓練に出かけた若者10名(1名は体調不良により途中で引き返している)は、皆冬山のエキスパートでした。

にもかかわらず、9名は薄着のまま、靴も履かずにテントを飛び出して亡くなっているのです。

 

死因は大半が凍死。

崖から落ちた数名は骨折などによる大量出血のためとされています。

そして、不可解なのが肌が黒く変色したり髪が白くなっていた人がいたこと。

1人は舌がなくなっていたそうです。

テントには内から大きく切り裂かれた穴が開いていました。

 

気象学

 

イカー氏によると、これまでの仮説はどれも信ぴょう性がないとのこと。

オオカミや熊に襲われた、あるいは地元のマンシ族に襲われたという説も、仲間内での恋愛のもつれ(女性が二人いた)から争いに発展した説も、UFO説もどれも可能性は低いというものでした。

 

結局、気象学の専門家が答えを出してくれることになります。

専門家によると、現地の地形はヘアピン渦ができるのに最適の場所だといいます。

ヘアピン渦ができると風力は3倍になり、風が強まると竜巻が起こります。

遭難した若者たちは竜巻が通過する場所にテントを張ったのです。

竜巻は2~3分に1回、テントをすり抜けて行ったと考えられています。

 

当時の竜巻は風速45mだったと推測され、地響きと轟音、超低周波を伴いました。

低周波は時として頭痛や気だるさ、恐怖心を引き起こすこともあるとか。

こうした状況に耐え切れず、パニックを起こした彼らはテントを飛び出し、風下へと逃げ出したのだろうという見立てでした。

 

皮膚の変色や白髪は長期間、遺体が直射日光にさらされたため、舌がなくなった遺体は水につかっていたため、比較的柔らかい舌が微生物に分解されてなくなったのだろうということです。

 

長年、謎とされていた事件の真相に迫ることができたのは、科学の力だったというわけですね。

本を読むことなく内容を知ることができてよかったのですが、出版社にとってはマイナスなのでは?

図書館でも30人待ちの人気本でした。