染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

暴走自転車は万能感の表れか

普段買い物に行く途中に坂があって、買い物帰りは上りになります。

この道でたまに、猛スピードで走る自転車に会うのです。

重い荷物を持っているとどうしてもうつむき加減になり、上から下りてくる自転車(歩道を走っています)に気が付くのが少し遅れます。

しかも道がカーブしていて先を見通せないというのもあって、今までに何度か下りてくる自転車にヒヤッとしたことがあります。

 

それがたいてい高齢の男性なんですよね。

高齢といっても60~70代くらい。

高校生などの若い人や、子どもを後ろに載せたお母さんの自転車と会うときもありますが、スピードという点では高齢男性が一番という感じ。

 

下りなので勝手にスピードが出るということを考慮しても、出し過ぎだろうと思います。

ぶつかったら深刻なことになるんじゃないかと怖くなります。

 

万能感

 

作家の津村記久子はエッセイで「自転車に乗っている人の万能感」について書いていました。

友達のお母さんは暴走する自転車に文句を言われたことがあるとかで、若い人も中年も老人もいるそうです。

暴走する理由は万能感だろうと推測し、若くもないのに万能感に浸かっている人を不可解だと書いていました。

「これまで失敗したことがないのか、失敗したことに気付かないのか、失敗を他人にせいにしてきたのか」と訝っています。

 

私が出会う自転車に乗っている人も万能感に浸っているんでしょうか。

自転車の事故が報道されることもあるのに、自分は別と思うのでしょうかね。

それも年取ってスピードの感覚も鈍くなるのか。

 

乗り物には不思議な力があるのかも

 

車の運転をするとき、人間の身体では到底出せないスピードで動く車を、自分自身と錯覚する感覚はあるような気がします。

それが行き過ぎると万能感になったり、あおり運転などするようになるのでしょうか。

自転車も同じようなものかもしれません。

 

津村氏のエッセイでは、最近見かけた人についても書かれています。

自転車を片手運転しながらイヤホンマイクに大声で話し、赤信号を無視して走り去った男性がいたそうで、どう生きてきたらあんなに自分に自信が持てるんだろうと思ったそうです。

「バイクの選手かなんかで、運も良くて月に二億ぐらい稼いでいるんだろうか」

月二億というのには少し笑ってしまいました。

なるほど、たくさんのお金も万能感を感じる理由になるのかもしれません。

カルロス・ゴーン氏も万能感に浸かっていたんだろうなあ。