染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

やる気があれば老後も怖くない?

「老後」に向けて、老後資金を貯めること以外にどんなことを意識すればいいのか、参考になりそうな本を読んでみました。

「老いのシンプル節約生活」(阿部絢子 だいわ文庫)です。

 

作者は生活研究家・消費生活アドバイザーをしている人です。

現在は70代ですが、この本は60代の時に書かれたようです。

内容はお金、生活の見直し術、住まい、ひとりごはんなどについて書かれています。

 

しかし実際に本を読んでみて、節約にまつわるあれこれは頭の中を素通りしてしまい、残ったのは作者が65歳で就活をした話です。

 

65歳でパート

 

フリーランスだった作者は仕事が減ったことと、年金が予想よりも少なかったことから、これではいけないと行動を起こします。

持っている薬剤師の資格を生かしてドラッグストアで働き始めたのです。

 

しかし慣れない仕事。

立ちっぱなしで、重い荷物(ドリンク剤やコンタクトの洗浄液)を運んだりして腰を痛めます。

薬も種類が多くて覚えられず、お客に「本当に薬剤師か」と呆れられたり。

おまけにレジの使い方が複雑で使いこなせず、お客さんが大行列。

 

これではいけないと上司にもう一度レジの研修を受けさせてもらうようにお願いし、薬についても先輩の薬剤師に質問したりしながら覚えていきます。

そして半年ごとの契約を更新することができます。

 

前に進むためには「今さらこんなことできない」「なんで私がこんなことをしなくてはいけないのか」「ここまではしたくない」などと考えないこと、と言っています。

あれこれ考える前に現場に行け、と。

 

再び就活

 

この話には続きがあって、震災後に作者の収入は減り、2017年(70歳)には年金5万円以外の収入は途絶えてしまいます。

貯蓄に頼ろうとしたけれど、貯蓄が減っていく実感は60代と70代とでは全然違い、お金の不安が急速に迫ってきます。

 

そしてまたしても薬剤師としての就活を開始。

見事週に2回の仕事を得るのですが、それでは時間を持て余すと夜に働ける薬局の仕事を見つけるのです。

すごいバイタリティ。

ここまでやる気のある人なら年齢がいくつであっても頑張れますね。

まずは健康であることが条件なのは言うまでもないことですが。

 

読むにはいいのですが参考になるかと言うとそれはまた別。

でも、「貯めたお金の使い道を考えないと貯められない」と言うのは納得できます。

60代の作者は海外でのホームステイのために、せっせとお金を貯めていたそう。

生活研究家としての投資もかねてと言うことですが、こうした目的があればお金を貯めるのも楽しくなりそうです。