染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

毎日出かける引きこもり

新聞のお悩み相談欄で、40代の引きこもりの息子についての相談を読みました(相談者は母親)。

 

毎日出かけているのに引きこもり

 

不思議に思ったのは、この息子さんは平日は朝7時から夕方5時まではどこかへ出かけているそうなのです。

仕事はしていないようですが、仕事をしているかのように毎日出かけていても「引きこもり」というのですね。

 

私のイメージでは家や自分の部屋からほとんど出てこない人のことを指すのかと思っていましたので、意外でした。

 

母親からの相談内容は、日曜日に自分の部屋の掃除機をかける息子が、掃除機をかけながら「くそ」「ボケ」「どあほ」などと怒鳴り散らすのをなんとかしたい、というものでした。

 

それに対しての回答は(回答者は評論家の岡田斗司夫氏)、息子の怒鳴り声は、今まで夫婦共稼ぎだったため平日は一人だったのに、両親が定年したため一人になれないためのストレスから来ているのだろうということです。

 

一番いいのは息子が一人暮らしすることですが、可能とは限りません。

そのため、毎日曜日、夫婦そろってできれば6時間ほど家を空けることをすすめていました。

「現状を変える必要はありません。お互い、逃げて良いと思いますよ」との結びの言葉に、この問題のむずかしさを見る気がしました。

 

ときどき見かける男性

 

そこで思い出したのが、近所でときどき見かける男性のことです。40代くらいに見えます。

始めてその人を見かけたのは、もう10年程前でしょうか。

私がウォーキングしている時間帯なので9時から10時くらい。

そんな時間にスーツを着て鞄を下げて、どこかを見てもサラリーマンの恰好で歩いているのです。

しかし、昼前後の時間にスーパーの本屋で立ち読みしているのを何度も見かけていますので、仕事はしていなさそうです。

 

今でも時々スーパーで見かけます。

新聞の相談内容にあった息子さんと同じように、平日は毎日出かけているのでしょう。

 

お昼ご飯はどうしているのか(お金かかりますよね)、本屋の他にどこに行って時間をつぶしているのか、そもそも生活費をどうしているのか(両親の年金でしょうか)など、余計なお世話な疑問が浮かびますが、答えは分かりません。

 

ただ、彼の生活を支えているはずの家族のことを思うと、大変だなあという言葉しか出てきません。

 

先の相談の回答者、岡田氏によると、40代まで含めた広義の引きこもりは、70万世帯以上の家庭が悩みを抱えている「ありがちな話」だそう。

精神論や「家から追い出せ」「親が甘い」という指摘は無意味だそうです。

 

ウチにも子どもが二人いますが、この先、こういう悩みが出てくる可能性はゼロとは言い切れないと思うと、子どもを産む人が少なくなっているのも無理ないと思えてきます。