脂漏性皮膚炎を改善しようと砂糖を止めて4か月が過ぎました。
かゆみは治まっていると言えると思います。
頭のフケ、赤み、額のカサつきは変化なしです。
効き目が中途半端なのは、砂糖を止めるだけでは足りないからではないかと思い始めています。
「甘いもの中毒」(宗田哲男 朝日新書)を読んで余計にそう思いました。
作者は自身も糖尿病患者のお医者さんで、マタニティクリニックを開いています。
ごはん1杯は角砂糖14個分の糖質
いろいろと、糖質がいかに体に悪いかが書かれています。
・日本人の寿命が延びたのは、伝統的な日本食のおかげではなく、食の欧米化で肉を食べるようになったから。
・お米をたくさん食べる村の人は短命であると、1970年代に報告されている。
・糖質は血糖値をあげることで細胞や組織が損傷される「糖化」を起こすだけでなく、糖質を摂った時に分泌されるインスリンが活性酸素を過剰に発生させるため老化を促進させる。
・がん細胞は糖質をエサに増殖するので、糖質制限するとがんの成長や増殖を抑える効果が期待できる。
などなど。
うーん、そんなに恐ろしいものだったの、という感じです。
3段階の糖質制限
誰もが厳格な糖質制限ができるわけではないので、強度を3段階に分けています。
①スーパー糖質制限食 → 3色とも糖質を制限して主食を摂らない。
②スタンダード糖質制限食 → 3食のうち2食の糖質を制限して、1食だけ(夕食以外)主食を摂る。
③プチ糖質制限食 → 3食のうち1食(基本的に夕食)だけ糖質を制限し、酒食を摂らない。
MEC食
作者が自分のクリニックに来る妊婦さんに指導しているのがMEC食です。
肉(MEAT)・卵(EGG)・チーズ(CHEESE)を毎日しっかり食べ、ご飯、パン、イモ類、果物を控える食事法。
1日に肉200g(牛・豚・鶏・魚介類なんでも)、卵3個、チーズ120gをしっかり食べてまだ空腹ならご飯やパン、麺類を食べてもいいというものです。
その他にも糖質は130gに抑えるとか、30回噛むとかのルールがあります。
ハードルが高い
「とにかくやってみよう」と言いたいところですが、想像しただけで難しそう。
ご飯やパンを制限するのはできそうですが、その分のタンパク質をしっかり摂れるかどうかが心もとないのです。
それに食費が高くなってしまいます。
もう一つ気になることは、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンへの影響です。
セロトニンの原料はトリプトファンですが、摂ったトリプトファンが脳内に取り込まれやすくするには炭水化物中心の食事がいいと読んだことがあるのです。
糖質制限したとき、このホルモンの出方はどうなるのでしょう。
鬱っぽくなるなどの影響はないのでしょうか。
糖尿病などではない私が実践するには、もっと納得してからのほうがよさそうです。