染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

引出しからペリカーノジュニアを発掘

先日、文房具を入れている引き出しを整理していたら、黄色い万年筆が出てきました。

 

10年近く前、梅田のロフトに行ったとき、当時小学生だった娘にねだられて買ったものです。

子どもの文房具としては高かったせいもあり、ボールペンで充分じゃないのと思いつつ、しぶしぶ買った記憶があります。

 

娘は喜んで使っていましたが、間もなくインクがなくなり、近所のスーパーにはカートリッジは売っていませんでした。

その頃には娘の万年筆熱も冷めていたようで、それきりになっていたようです。

 

久しぶりに発掘した万年筆をよく見ると、「ペリカーノジュニア」の文字が。

え? ペリカーノジュニアだったの?

 

「とにかくうちに帰ります」

 

ペリカーノジュニアは、ドイツのペリカン社製の子ども用の万年筆です。

私はこれを知ったのは、津村記久子の「とにかくうちに帰ります」(新潮文庫)の中の「職場の作法」という小説からです。

 

 

主人公の鳥飼早智子は転職後、最初の給料でペリカーノジュニアの青軸を買います。

あらゆる字を書く用途にペリカーノジュニアを使っていました。

 

ペリカーノジュニアの青い軸を握るたびに、私は全職の厳しさを振り返り、何とか今の会社で生き残っていこうという意欲を奮い起こしていた。入社一年目の私にとって、ペリカーノジュニアは、いわば同士のようなものだった。」

 

同士のような気持を抱ける万年筆って。

どんなんだろう。

ネットで検索して、いかにも子ども向きのデザインを見てちょっと欲しくなり、でも字なんか書かないし、インクは意外と高いし、と諦めていたのです。

それが何年も家にあったとは。知らなかった(マヌケ)。

 

インク詰まりを解消

 

また使ってみようとよく見ると、長年放置していたのでインクが詰まっている様子。

インク詰まりを解消するには水かぬるま湯につけること、とあったのでやってみました。

 

丸1日つけて、もういいかとカートリッジを差し込んでもインクが出ません。

もう1日つけて、ようやく出るようになりました。

実はこのとき、もうカートリッジを買っていたので無駄になるのではと心配でした。

書けるようになってよかったです。

 

最初は書きだしがかすれたりインクの色も薄かったのですが、何度も書くうち元に戻りました。

 

ロフトではもう扱っていない

 

先にも書いたように、ペリカーノジュニアを買ったのは梅田のロフトです。

でもカートリッジを買いに行くと、もう扱っていないとのことでした。

でも近くのジュンク堂の2Fに文房具売り場があったのを思い出して行ってみると(ナガサワ文具センターというお店です)、ちゃんとありました。

買ったのはブルーブラックです。

できるだけ毎日使うようにしなくては。